
消化器内科
消化器内科について
消化器内視鏡専門医が常勤しており、さまざまな消化器系に伴うトラブルを早期発見し、解消するよう努めています。当院では検査・治療が可能です。消化器の病気では一度検査をしただけでは原因が不明なことも少なくなくありません。他の病院で検査したけどよくならない、といったご相談にも対応しております。
お腹の不調を感じていらっしゃる方はどうぞお気軽にご相談ください。
よくある胃・腸の症状
おなかが痛い
いつもお腹が張っている
下痢を繰り返す
吐き気がする
胸やけがする
急に体重が減少した
胃がもたれる
便がでない・すぐ下痢になってしまう
内視鏡検査のご案内
当院の検査は、第一に患者さんとのコミュニケーションを大切に考え、内視鏡検査において画像を見ながら説明を加えて進めていきます。

胃カメラ
食道、胃、十二指腸の中を内視鏡で直接確認し、病気の有無を調べる検査です。胃カメラは、胃だけでなく食道も同時に検査します。 胃カメラでわかる病気には、胃がん、食道がん、逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などがあります。
このような方に胃カメラをお勧めします
多量に喫煙をする方
逆流性食道炎 (長期経過) の方
ピロリ菌陽性と診断された方
コップー杯のお酒で顔が真っ赤になる方
大量のお酒を飲む方
肥満の方
菱縮性胃炎と診断された方
50歳以上の方
食道がんになられた家族がいる方
胃がんになられた家族がいる方

大腸カメラ
大腸カメラ(下部内視鏡検査)は、粘膜の様子(色調、凹凸など)を直接観察することができ、 大腸ポリープの発見など、他の検査では検出できない微細な変化を捉えることができるため、がんの早期発見に非常に有効です。
大腸がんは、他のがんに比べて早期発見時の治癒率が高いため、現在症状がなくても、定期的に検査を受けることをお勧めしています。
このような方に大腸カメラをお勧めします
下痢、便秘といった便通障害のある方
運動はせず、お酒をよく飲み喫煙をする方
便潜血テストが陽性と診断された方
大腸がんになられた家族がいる方
大腸ポリープと診断された方、ポリープを切除されたことのある方
50歲以上の方
ピロリ菌の検査・除去
50代以上の日本人の60~80%がピロリ菌に感染しているといわれています。ピロリ菌は胃がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃ポリープに深く関わりがあ ることが実証されており、ピロリ菌の除菌はこれらの疾患の予防効果があります。
簡単な検査でピロリ菌の有無を判定できますので、是非お気軽に検査を受けて頂ければと思います。
ピロリ菌の検査
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胃カメラで「胃炎」があるか確認します。
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ピロリ菌の検査でピロリ菌がいるかどうか確認します。(カメラ時の組織検査や呼気試験、血液検査などで確認できます。)
ピロリ菌の除去
ピロリ菌の除去は、飲み薬で行います。除菌のお薬を1日2回、1週間継続して服用します。その後、内視鏡以外の検査で除菌できたかどうかを確認します。下痢、軟便、味覚異常などがおこることがありますが、普通はこれらの副作用はピロリ菌除去治療が終了すれば改善します。皮膚に湿疹が出現することもあるので、アレルギーのある方は申し出て ください。
正しくお薬を服用すれば、ピロリ菌の除菌は70~90%の確率で成功します。万が一、除菌に失敗した場合に備え、二次・三次除菌療法も行っております。その際は、服用薬を別のものに変えて一回目と同様に内服治療を行います。

